畫額ゑがく)” の例文
新字:画額
黒川は「日本帝國音樂界の爲め」と云ふやうな誇大な壯語を繰返して、椅子を立ち際には、室内の畫額ゑがくやピアノや石像なぞを義務的に口輕く、さも珍らし氣に賞讃して歸つた。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)