留守城るすじろ)” の例文
で当然、こなたが先帝奪回にはやッて、そのお道すじの播州境へと、兵をくり出せば、彼らはすぐさま、二つの留守城るすじろを急襲して出る。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ま……もすこし待たれい。万一、その留守城るすじろを襲われて、ここも、松田殿のお城も、飽浦佐々木党の手に落ちたら、せっかく奪い奉った帝を
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やはり妻はよいものだ。よく人は戦場では独り者のほうが、心おきなく戦えるなどと申すが、嘘だな。まことの良い女房なら、留守城るすじろには女房がおるという安心のあったほうが、どれほど戦場で気づよいか知れぬ」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)