田老たろう)” の例文
かの海岸は八戸以南田老たろうまで、洪積紀の海蝕台地が連続しており、それが南下するほど幅狭くなって行く。その海蝕面は至極平坦で、多くの場合に草地か山林である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
宮古の北方に位する田老たろう村は、昭和八年の津浪の時、非常な損害をこうむった所であるが、津浪のあった夜、この村の沖で漁をしていた漁夫によると、海鳴りが聞こえ、サメ縄がパタパタ鳴り
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)