“生薑擦子”の読み方と例文
読み方割合
わさびおろし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棚の上には、伏せた鍋、起した壺、摺鉢すりばちの隣の箱の中には何を入れて置いたかしらん。棚の下には味噌のかめ醤油しょうゆたる。釘に懸けたは生薑擦子わさびおろしか。流許の氷は溶けてちょろちょろとしてどぶの内へ入る。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)