瓢箪びょうたん)” の例文
伜は菊次郎と言って、芝居の色子見たいな二十一の好い男、青瓢箪びょうたんで、鼻声で、小唄の一つもいけて、女の子には持てるが、飯の足しになることは一つも出来ない
箱根山を千成瓢箪びょうたんの馬印が越せば、すべて解決されるのである。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「何言ってやがるんでい? この末生うらな瓢箪びょうたんめ!」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)