“琴心挑美人”の読み方と例文
読み方割合
きんしんもてびじんにいどむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしおそらく彼の場合は、恋愛においてもその詩と同じく、愛人の姿に母の追懐をイメージして、支那の古い音楽が聞えて来る、「琴心挑美人きんしんもてびじんにいどむ
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
句の前書には「琴心挑美人きんしんもてびじんにいどむ」とあり、支那の故事を寓意ぐういさせてあるけれども、文字の字義とは関係なく、琴の古風な情緒が、昔のなつかしい追懐をそそるという意味で使ったのだろう。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)