球之介たまのすけ)” の例文
かねて知らねばなまじひに、走り出で路に迷うて、程もなく追詰められ、行戻さるることしもあらば、わが上のみか球之介たまのすけが、命も保ちがたかるべし、畜生にだも劣る山賊の
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)