珍襲ちんしゅう)” の例文
その刀は、後に子飼男爵家の珍襲ちんしゅうする所となったが、大和の国宗くにむねの作で刀身二尺二寸、裏銘うらめいに——大宝二年八月と入っている古刀の逸品で、愛刀家の垂涎すいぜんしそうな名作である。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)