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王允
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おういん
ふりがな文庫
“
王允
(
おういん
)” の例文
李粛は、走って、董卓の首を打落し、剣尖に刺して高くかかげ、呂布はかねて
王允
(
おういん
)
から渡されていた詔書をひらいて、高台に立ち
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鮑信はまた、同じような憂えを、司徒の
王允
(
おういん
)
にもらした。けれど司法官たる王允でも、董卓のような大物となるとどうしようもなかった。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど、
王允
(
おういん
)
と、
貂蝉
(
ちょうせん
)
とは、その愛情においては、主従というよりも、養父と養女というよりも、なお、濃いものであった。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
司徒
王允
(
おういん
)
などは、真っ先にこそこそ帰った。董卓はなお、丁原の反対に根をもって、
轅門
(
えんもん
)
に待ちうけて、彼を斬って捨てんと、剣を按じていた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹裏館の秘密会で、
王允
(
おういん
)
もいったとおり、彼の家柄は、元来名門であって、高祖覇業を立てて以来の——漢の
丞相
(
じょうしょう
)
曹参
(
そうさん
)
が
末孫
(
ばっそん
)
だといわれている。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
王允
(
おういん
)
のことばを信じて、
呂布
(
りょふ
)
はその夜、素直に邸に帰ったもののなんとなく寝ぐるしくて、一晩中、熟睡できなかった。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は今も、よくそこの
閨園
(
けいえん
)
では呼んでいる。だが、その後、彼にかしずいている貂蝉は、かの
王允
(
おういん
)
の養女であった薄命な貂蝉とは、名こそ同じだが、別人であった。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
允
漢検準1級
部首:⼉
4画
“王允”で始まる語句
王允司徒