“おういん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王允60.0%
押韻20.0%
桜蔭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鮑信はまた、同じような憂えを、司徒の王允おういんにもらした。けれど司法官たる王允でも、董卓のような大物となるとどうしようもなかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「テツ、キン、コン」と、それは三シラブルの押韻おういんをし、最後に長く「クリート」とくのであつた。その神秘的な意味を解かうとして、私は偏執狂のやうになつてしまつた。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
西鶴の『本朝桜蔭おういん比事』は叙述の精妙さで帽子を脱ぐが、今用いられるようなトリックや材料は少なく、『棠蔭比事』以下の比事物や用心記も大同小異といって差支えはない。