玄米こめ)” の例文
徳久利でどうして舂くのかといったら、薬研では玄米こめくだけてしまうから、貧乏徳久利で舂くのだといった。
辻立つじだちから引き揚げて帰ると、そのままの姿で玄米こめかしぎ、薪をわり、また、畠の芋や蔬菜そさいなどってきて——ともあれ大家族の晩飯のしたくに、夕煙りをにぎわい立てているのだった。
毎夜、木賃でやる通りに、少量の玄米こめき、田螺たにしを煮て、飯をすました。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄米こめは」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)