猿蔵さるざう)” の例文
「さていよ/\勧進帳の幕が開いた。三升の富樫、猿蔵さるざうの義経で、寿海が辨慶に扮したのである。猿蔵と云つたのは三升の弟で、後の九代目団十郎の兄である。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)