犀笛さいぶえ)” の例文
すると、蕭々しょうしょうたる平沙へいさよし彼方かなたにあたって、一すい犀笛さいぶえが聞えたと思うと、たちまち、早鉦はやがねや太鼓がけたたましく鳴りひびいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あわてるな。犀笛さいぶえを吹け。全軍、即時部署につけいッ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)