物遠ものどお)” の例文
第一には肌ざわり、野山に働く男女にとっては、絹は物遠ものどおく且つあまりにも滑らかでややつめたい。柔かさと摩擦の快さは、むしろ木綿の方がまさっていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)