牧草地ぼくそうち)” の例文
木々には、大きながもえだし、牧草地ぼくそうちには、いちめんに春の花がきだしていました。ポプラの木の、ほっそりと長くれた枝は、ゆらゆらとゆらめいていました。
器械はやっぱりこおったはたけや牧草地ぼくそうちの雪をふるわせてまわっています。
耕耘部の時計 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そして、まっすぐ切り立ったかべと、ひらたい屋根やねとを持った、大きな家のようでした。牡羊は、まずさいしょに、その岩の屋根にのぼって、ニールスに、そこの牧草地ぼくそうちを見せました。