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爰元
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ここもと
ふりがな文庫
“
爰元
(
ここもと
)” の例文
此段、
御直
(
おんじき
)
に申し
上可
(
あぐべく
)
とぞんじ候えども、御承引なさるまじく候に付、わざと申しあげず、
爰元
(
ここもと
)
へ参り居候(中略)
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御主人ヘ
被対
(
むかわせられ
)
如何ト奉存候、此儀私ニハ
御構不被成候
(
おかまいなされずそろ
)
テ
可然
(
しかるべく
)
奉存候、此段御直ニ可申上ト存候ウトモ御承引ナサルマジク候ニ付、
態
(
わざ
)
ト
不申候
(
もうさずそろ
)
テ
爰元
(
ここもと
)
ヘ参居シ、御船ノ儀ハ幾重ニモ
御断申候
(
おことわりもうしそろ
)
巌流島
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
爰元
(
ここもと
)
に御座候間其分御心得あるべく候。已上
イノチガケ:――ヨワン・シローテの殉教――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
爰元
(
ここもと
)
の舟にて、能き時分参り申すべく候間、左様に思し召さるべくそろ。以 上
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
爰
漢検1級
部首:⽖
9画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“爰”で始まる語句
爰
爰許
爰処
爰歴
爰迄