燧道具ひうちどうぐ)” の例文
燧道具ひうちどうぐ附木つけぎだけは、辛うじて船頭小屋からかっぱらって来たが、それ以外には何物もない。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「行燈をここへ置きますから。燧道具ひうちどうぐはこの抽斗ひきだしに揃えてあります」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)