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熱閙
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ねっとう
ふりがな文庫
“
熱閙
(
ねっとう
)” の例文
東京の郊外が田園の風趣を失い、市中に劣らぬ繁華
熱閙
(
ねっとう
)
の巷となったのは
重
(
おも
)
に大正十二年震災あってより後である。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一月上旬の
顕出節
(
エピファニイ
)
から、五月下旬の
基督昇天祭
(
アッサンシオン
)
まで、
碧瑠璃海岸
(
コオト・ダジュウル
)
一帯に連る名だたる遊覧地、——
就中
(
とりわけて
)
、ニース市は約半歳の間、昼夜を分たぬ大遊楽、大饗宴の
熱閙
(
ねっとう
)
と化するのが毎年の恒例。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
喚
(
よ
)
ぶ声、叫ぶ声、
軋
(
きし
)
る声、相応じて
熱閙
(
ねっとう
)
をきわめている。
糸くず
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
ちまたは、人出で、
熱閙
(
ねっとう
)
をえがいているにちがいない。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
閙
漢検1級
部首:⾨
13画
“熱閙”で始まる語句
熱閙場
熱閙場裏