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熊蔵
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くまぞう
ふりがな文庫
“
熊蔵
(
くまぞう
)” の例文
かくて、かなりの
暗黒
(
あんこく
)
をうねっていくと、やがてゆきどまりの
岸壁
(
がんぺき
)
にぶつかった。あらかじめこうあることとは、
石見守
(
いわみのかみ
)
からもいわれてきた
熊蔵
(
くまぞう
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
熊蔵
(
くまぞう
)
が、
手形
(
てがた
)
を書いてやろうかと考えていると、
雁六
(
がんろく
)
は、およしなさい、もし
下手
(
へた
)
なまわし者でもあって、
裏
(
うら
)
をかかれると大へんですぜ——というような目まぜをした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逃
(
に
)
げた! と聞いておどろいた
熊蔵
(
くまぞう
)
や、
張合
(
はりあ
)
いぬけのした
若侍
(
わかざむらい
)
たちが、
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
の目をさまよわせて、どこへ
逃
(
に
)
げたのかと明け方にちかい八方の天地をながめまわすと——。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熊
常用漢字
小4
部首:⽕
14画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“熊蔵”で始まる語句
熊蔵丸屋