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焼棒杭
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やけぼっくい
ふりがな文庫
“
焼棒杭
(
やけぼっくい
)” の例文
旧字:
燒棒杭
風が吹きすぎる毎に思わず
顰
(
しか
)
め顔をしながら外の景色を眺める。バラックのスレートの屋根屋根、その彼方に突立つ葉のない巨大なる
焼棒杭
(
やけぼっくい
)
のような樹木。
街
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
何時
(
いつ
)
何ういう約束をするというでもなく、
何方
(
どちら
)
から言出すというでもなく、再び
焼棒杭
(
やけぼっくい
)
に火がつくことゝ相成りましたが、
扨
(
さて
)
これからは何うなりましょうか
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
梁も桁もかたちがなくまっ黒に焼けきった
焼棒杭
(
やけぼっくい
)
と灰の上に屋根伏せなりに瓦がドカリと落ちつんで、すこし谷のように窪んだところにまっ黒に焦げた吉兵衛の死骸が
俯伏
(
うつぶ
)
せになっている。
顎十郎捕物帳:18 永代経
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「そうか。しかしよく思いきれたな。その
中
(
うち
)
また
焼棒杭
(
やけぼっくい
)
じゃないのか。」
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
杭
漢検準1級
部首:⽊
8画
“焼棒”で始まる語句
焼棒