焼夷弾せういだん)” の例文
あの時は自分の病院玄関にも焼夷弾せういだんの重いのが三つも落下したのであつた。自分はいよいよ覚悟し、郷里に逃れようとして、四月三四日には上野駅から出発するつもりでゐた。
三年 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)