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焦燥
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もどか
ふりがな文庫
“
焦燥
(
もどか
)” の例文
信一郎は、もう四十分の後には、愛妻の許に行けるかと思ふと、汽車中で感じた
焦燥
(
もどか
)
しさや、いらだたしさは、後なく晴れてしまつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
途中の
焦燥
(
もどか
)
しさは、まるで
際涯
(
はてし
)
もない旅をしている気持であった。畑や村が
車窓
(
まど
)
をかすめて後へ後へと消え、沿道の電線は、
鞦韆
(
ぶらんこ
)
からでも眺めるように、目まぐるしく高まったり
陥
(
お
)
ちこんだりした。
情状酌量
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
信一郎は、もう四十分の後には、愛妻の
許
(
もと
)
に行けるかと思うと、汽車中で感じた
焦燥
(
もどか
)
しさや、いらだたしさは、後なく晴れてしまった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
汽車が大船を離れた頃から、信一郎の心は、段々
烈
(
はげ
)
しくなって行く
焦燥
(
もどか
)
しさで、満たされていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
汽車が大船を離れた頃から、信一郎の心は、段々烈しくなつて行く
焦燥
(
もどか
)
しさで、満たされてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
“焦燥”の意味
《名詞》
焦 燥(しょうそう 「焦躁」の「同音の漢字による書きかえ」)
いらいらして焦ること。
(出典:Wiktionary)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
燥
常用漢字
中学
部首:⽕
17画
“焦燥”で始まる語句
焦燥感
焦燥気味