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焦慮
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じ
ふりがな文庫
“
焦慮
(
じ
)” の例文
あゝも思ひかくも思つてみるけれど、立寄つた先や、用事の見当がつかなければつかないほど、私の心は
焦慮
(
じ
)
れて来て、無暗に何かに当り散らしたくなる。
脱殻
(新字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
すべてが思ふやうにならないといつて
焦慮
(
じ
)
れるのは、私が悪くなくてなんであらう。自らを
医
(
いや
)
すものは自らの外にある筈がない。それを私はあの人に望んでゐる。
脱殻
(新字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
そのいつまでもほぐれない顔色を見て居るうちに、それが女の資格を失ふことでゝもあるかのやうに、私の心は
焦慮
(
じ
)
れて口惜しがつて来る。そして意地になつて男の心を随はせようとかゝる。
脱殻
(新字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
“焦慮”の意味
《名詞》
焦慮(しょうりょ)
いらだつ(いらだたせる)こと。焦り。
(出典:Wiktionary)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
慮
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“焦”で始まる語句
焦
焦躁
焦燥
焦心
焦立
焦々
焦点
焦茶
焦眉
焦土