無楯たてなし)” の例文
跡部等は嘲けって、その期に及んで戦うも、今戦うも同じである、とやり返した。勝頼、今は戦うまでである、御旗、無楯たてなしに誓って戦法を変えじ、と云ったので、軍議は決定して仕舞った。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)