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瀟々
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しとしと
ふりがな文庫
“
瀟々
(
しとしと
)” の例文
況
(
まし
)
て飛騨山中の冬の夜は、凍えるばかりに寒かった。霧に似たる
細雨
(
こさめ
)
は隙間もなく
瀟々
(
しとしと
)
と
降頻
(
ふりしき
)
って、濡れたる手足は
麻痺
(
しび
)
れるように感じた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
梁川君の葬式は、秋雨の
瀟々
(
しとしと
)
と降る日であった。彼は高足駄をはいて、粕谷から本郷教会に往った。教会は一ぱいであった。やがて棺が舁き込まれた。草鞋ばきの西田君の姿も見えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
瀟
漢検1級
部首:⽔
19画
々
3画
“瀟”で始まる語句
瀟洒
瀟灑
瀟湘
瀟然
瀟麗
瀟湘亭
瀟湘夜雨