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瀉血
ふりがな文庫
“瀉血”の読み方と例文
読み方
割合
しゃけつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゃけつ
(逆引き)
やがて医者が来て、
瀉血
(
しゃけつ
)
を五勺ほどし、尿をとり、血圧を低めるための注射をしました。そして小一時間の後かえったら、激しいケイレンと
逆吐
(
しゃっくり
)
が起りました。
獄中への手紙:04 一九三七年(昭和十二年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
博士もバビンスキー反射を検べたが、睾丸の両側を擦る検査(提睾筋反射という由)はしなかった。
瀉血
(
しゃけつ
)
もあまりしない方がよいというのが、博士の意見らしかった。
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
絶えず自分で血圧を計り、就寝前には必ず自分で
瀉血
(
しゃけつ
)
する習慣がついてゐた。
地獄
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
瀉血(しゃけつ)の例文をもっと
(7作品)
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“瀉血”の解説
瀉血(しゃけつ)とは、人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法の一つである。古くは中世ヨーロッパ、さらに近代のヨーロッパやアメリカ合衆国の医師たちに熱心に信じられ、さかんに行われた が、現代では医学的根拠は無かったと考えられている。
現在の瀉血は限定的な症状の治療に用いられるのみである。
(出典:Wikipedia)
瀉
漢検1級
部首:⽔
18画
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
“瀉”で始まる語句
瀉
瀉下
瀉海
瀉利
瀉原
瀉瓶
瀉藥
瀉蛙々々
“瀉血”のふりがなが多い著者
神西清
谷崎潤一郎
岡本かの子
夢野久作
海野十三
宮本百合子