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さすろ
ふりがな文庫
“
漂泊
(
さすろ
)” の例文
盲目
(
めしい
)
の芸人となって、座興の席を
漂泊
(
さすろ
)
うてあるく今の境遇と、どちらがよいかは分らぬが、わしは、決して、後悔はしていない。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はしなく、この未然地獄を追放されて、好きな者同士で、自由の野を
漂泊
(
さすろ
)
う境遇は、むしろ、めでたい青春ではあるまいか。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分も、じつは芸道執心の者ですが、それも
能
(
かな
)
わず、むなしく、こう
漂泊
(
さすろ
)
うている者でございまする
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
若年、
江湖
(
せけん
)
を
漂泊
(
さすろ
)
うての果て、はしなく梁山泊の諸兄に会い、幾年月のお世話になったことは今も忘れてはおりませぬ。しかし何ぶんごらんの如き一人の老母がありまする。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“漂泊”の意味
《名詞》
漂泊(ひょうはく)
流れ漂うこと。
さ迷い歩くこと。
(出典:Wiktionary)
漂
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
泊
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“漂泊”で始まる語句
漂泊者
漂泊人
漂泊士
漂泊女
漂泊性
漂泊生
漂泊癖
漂泊的
漂泊流寓
漂泊の猶大人