めい)” の例文
しかし、そこも龍淵りゅうえんのごとくめいとしていた。しばしは何の御諚ごじょうもなかった。そしてただあの大きなおん目をらして、じっと正成を見ていらっしゃるのみである。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「北の海だ、〈めいめいなり〉とある。——その北の海に鯤という魚がいるのだ」