“溝蚊”の読み方と例文
読み方割合
どぶか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはお雪さんが飯櫃おはちを抱きかかえるようにして飯をよそい、さらさら音を立てて茶漬ちゃづけ掻込かっこむ姿を、あまり明くない電燈の光と、絶えざる溝蚊どぶかの声の中にじっと眺めやる時
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)