湿毒しつどく)” の例文
「そうか、では道中は、別してまた色慾を慎まなければならぬ……道中には、飯盛めしもりだの売女ばいじょだのというものがあって、そういうものには得て湿毒しつどくというものがある」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)