渋川流しぶかわりゅう)” の例文
旧字:澁川流
とびいろの眼と、ユウマアのみなぎった、人のいい顔をしてる。この年齢としまで、独身を通してきた。長刀なぎなたの名手なのだ。渋川流しぶかわりゅうやわらもやる。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
仕方がないから渋川流しぶかわりゅうという訳でもないが、わが拇指おやゆびをかけて、ぎくりとやってしまった。指が離れる、途端に先主人せんしゅじん潮下しおしもに流れて行ってしまい、竿はこちらに残りました。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)