“清浄（きよらか）” の例文

旧字：清淨

どうぞ、あの処女（むすめ）を罰しないで下さい。そうして、いつまでもいつまでも清浄（きよらか）にお守り下さいませ。そうして私も…………。

瓶詰地獄 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

ところが余りにも浮藻の精神（こころ）が、その容貌や姿と同じに、清浄（きよらか）であり無邪気だったので、あべこべに感化されてしまった。

あさひの鎧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

せめて二人の肉体（からだ）だけでも清浄（きよらか）でおりますうちに……。

瓶詰地獄 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

“清浄”の意味

《名詞》
清 浄（せいじょう、しょうじょう）

清らかで、汚れのないさま。

（しょうじょう）（仏教）煩悩や罪悪がなく心身が清らかなこと。
(出典:Wiktionary)

“清浄”の解説

清浄（せいじょう、しょうじょう）という言葉には、以下の意味がある。
;せいじょう
* 清らかでけがれのないこと。また、そのさま。（例「清浄な空気」）
* 10^-21（10垓分の1）であることを示す漢字文化圏における数の単位。清浄 (数)
;しょうじょう
仏語 煩悩などがなく心清らかなこと。また、そのさま。
(出典:Wikipedia)

清	常用漢字 小４ 部首:⽔ 11画
浄	常用漢字 中学 部首:⽔ 9画