淡霞うすがすみ)” の例文
山の春の日はことに長くてつれづれでもあったから、夕方になって、この山が淡霞うすがすみに包まれてしまった時刻に、午前にながめた小柴垣こしばがきの所へまで源氏は行って見た。
源氏物語:05 若紫 (新字新仮名) / 紫式部(著)