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浮屠
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ふと
ふりがな文庫
“
浮屠
(
ふと
)” の例文
余
甫
(
はじ
)
めて冠して、江戸に東遊し、途に阪府を経、
木世粛
(
もくせいしゆく
)
(即ち巽斎である。)を訪はんと欲す。偶々人あり、余を
拉
(
らつ
)
して、
将
(
まさ
)
に天王寺の
浮屠
(
ふと
)
に登らんとす。
僻見
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『垂加文集』に〈
庚申縁起
(
こうしんえんぎ
)
、帝釈猿を天王寺に来たらしむ云々、これ
浮屠
(
ふと
)
通家説を窃みこれを造るのみ〉とあれど、遠く三国時代に訳された『六度集経』に
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
丁謂が寂照と知ったのは年
猶
(
なお
)
若き時であり、後に
貶所
(
へんしょ
)
に在りて専ら
浮屠
(
ふと
)
因果の説を事としたと史にはある。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
またその
浮屠
(
ふと
)
黙霖
(
もくりん
)
に復したる書中にも「幕府一日感悟すれば、則ち朝を終えずして、天下平らがん」の言あり。これ明かに幕府を以て、実力的政府と識認したるものに
非
(
あら
)
ずや。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
屠
漢検1級
部首:⼫
11画
“浮屠”で始まる語句
浮屠氏
浮屠家