洗禮バッテスモ)” の例文
新字:洗礼
かくてわが詩にギリシアびとを導きてテーべの流れに到らざるさきにわれ洗禮バッテスモをうけしかど、おほやけ基督教徒クリスティアーンとなるをおそれて 八八—九〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝がかの右の輪のほとりに見しみたりの淑女は、洗禮バッテスモの事ありし時より一千年餘の先に當りて彼の洗禮となりたりき 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼等は罪を犯せるにあらず、よみすべきことはありとも汝がいだく信仰の一部なる洗禮バッテスモをうけざるが故になほたらず 三四—三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たゞ洗禮バッテスモを受けず信仰に入らずしてぬるあらんに、かゝる人を罰する正義いづこにありや、彼信ぜざるもそのとがはたいづこにありやと 七六—七八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その時我は變れる聲と變れる毛とをもて詩人として歸りゆき、わが洗禮バッテスモの盤のほとりに冠を戴かむ 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)