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泥溝
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どろみぞ
ふりがな文庫
“
泥溝
(
どろみぞ
)” の例文
その根元には蓋のない
泥溝
(
どろみぞ
)
が
横
(
よこた
)
わっていたりする、市内の住宅街では最も陰気な場所の一つだが、姉崎未亡人の
邸
(
やしき
)
は、その板塀の並んだ中にあって
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
川はだん/\狹く汚なくなつて、
藻
(
も
)
も生えぬ
泥溝
(
どろみぞ
)
のやうになつた頃、生活の
裕
(
ゆた
)
かならしい農村の入口に差しかゝつて、其の突き當りに駐在所もありさうであつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
それまでは敵として戦ってきた戦勝国のアメリカなどが意外にもわれわれの手をとって
泥溝
(
どろみぞ
)
の中から救い上げてくれ、そしていろいろと
慰
(
なぐさ
)
め、元気づけ、そして行くべき道を教えてくれたこと。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
が、しかしパトラッシュは、この老いたフランダースの犬は、遠い昔を忘れてはいませんでした。あのおじいさんと幼児とが、道ばたの
泥溝
(
どろみぞ
)
に息絶った自分を救い上げ、見守ってくれたその遠い昔を。
フランダースの犬
(新字新仮名)
/
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー
(著)
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
溝
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“泥溝”で始まる語句
泥溝板
泥溝泥
泥溝鼠