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法螺吹
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ほらふき
ふりがな文庫
“
法螺吹
(
ほらふき
)” の例文
彼は暴力の
法螺吹
(
ほらふき
)
だった。中流人の
卑怯
(
ひきょう
)
さを見通していて、実際以上に強がったふうをしながら、中流人を脅かす
真似
(
まね
)
事をしていた。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「迷亭はあの時分から
法螺吹
(
ほらふき
)
だったな」と主人は
羊羹
(
ようかん
)
を食い
了
(
おわ
)
って再び二人の話の中に割り込んで来る。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
主人の弟の新之助は、氣輕な良い男で、少し
法螺吹
(
ほらふき
)
で、人が良くて、人に騙されるのと、大きな事を
銭形平次捕物控:276 釣針の鯉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「主人市十郎は死んでしまつたぜ。奉公人なら居据つても構はないが、
強請
(
ゆすり
)
や居候なら退散するのが本當だ。新しい主人は跡取りの彦太郎、お前のやうな
法螺吹
(
ほらふき
)
には用事はないとさ」
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「からかはないで下さいよ。尤もあの與三郎と來た日にや、ケチで、見得坊で、燒餅で、
執
(
しつ
)
こくて、鼻づまりで、口が臭い。どんな女でも一と月とは續かないが、面がよくて
法螺吹
(
ほらふき
)
だから、不思議に後から/\と女が出來る」
銭形平次捕物控:319 真珠太夫
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“法螺吹”で始まる語句
法螺吹き