沸燗にえがん)” の例文
それで寄鍋をつつくうちは、まだしも無鱗類の餌らしくて尋常だけれども、沸燗にえがんを、めらめらと燃やして玉子酒となるともがらは、もう、妖怪に近かった。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)