トップ
>
沮洳地
>
そじょち
ふりがな文庫
“
沮洳地
(
そじょち
)” の例文
それゆえに湿地・
沮洳地
(
そじょち
)
を意味する単語の入用は外国よりもはるかに多く、従ってまたこれから作った固有名詞が無数にあるのだが、中央の辞典には一部しかそれが出て来ない。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
やがて葉子は人を避けながら
芝生
(
しばふ
)
の先の海ぎわに出てみた。満月に近いころの事とて潮は遠くひいていた。
蘆
(
あし
)
の枯れ葉が日を浴びて立つ
沮洳地
(
そじょち
)
のような平地が目の前に広がっていた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
伊勢の海へ漁に往くつもりで
平生
(
いつも
)
のように釣道具を持って家を出たが、海岸へ出ようとする路傍の
沮洳地
(
そじょち
)
には、
平生
(
いつも
)
雁や鴨がいるので石を投げて当ると時たま其の肉に有りつくことができた。
雁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
火は防いだが、
沮洳地
(
そじょち
)
の車行の困難は言語に絶した。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
沮
漢検1級
部首:⽔
8画
洳
部首:⽔
9画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“沮洳”で始まる語句
沮洳