“そじょち”の漢字の書き方と例文
語句割合
沮洳地100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆえに湿地・沮洳地そじょちを意味する単語の入用は外国よりもはるかに多く、従ってまたこれから作った固有名詞が無数にあるのだが、中央の辞典には一部しかそれが出て来ない。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
やがて葉子は人を避けながら芝生しばふの先の海ぎわに出てみた。満月に近いころの事とて潮は遠くひいていた。あしの枯れ葉が日を浴びて立つ沮洳地そじょちのような平地が目の前に広がっていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
伊勢の海へ漁に往くつもりで平生いつものように釣道具を持って家を出たが、海岸へ出ようとする路傍の沮洳地そじょちには、平生いつも雁や鴨がいるので石を投げて当ると時たま其の肉に有りつくことができた。
(新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
火は防いだが、沮洳地そじょちの車行の困難は言語に絶した。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)