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沔口
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べんこう
ふりがな文庫
“
沔口
(
べんこう
)” の例文
一夜の損傷は、武具、兵糧、船舶、兵力にわたって、実に莫大なものを失った。敗将諸葛瑾は、ついに残る兵力を
沔口
(
べんこう
)
まで退いて、味方の後軍に救援を求め、魏軍は
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まず、総勢三十万を発し、
居巣門
(
きょそうもん
)
から魏の
合淝
(
がっぴ
)
、
彩城
(
さいじょう
)
を取る。また
陸遜
(
りくそん
)
、
諸葛瑾
(
しょかつきん
)
らに
江夏
(
こうか
)
、
沔口
(
べんこう
)
を撃たせて
襄陽
(
じょうよう
)
へ突入させ、
孫韶
(
そんしょう
)
、張承などを広陵地方から
淮陽
(
わいよう
)
へ進ませるであろう
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
呉軍は、
沔口
(
べんこう
)
の水面をおもむろに制圧し、市街の湾口へとつめてきた。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この地方に長陣を決意しているものと観察していたところ、やがて、諸葛瑾が
沔口
(
べんこう
)
に立ち帰ると間もなく、彼の水陸軍も、陸遜の中軍も、一夜のうちに、長江の下流へ急流の如く引揚げてしまった。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沔
部首:⽔
7画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“沔”で始まる語句
沔陽
沔水
沔県