沓茫とうぼう)” の例文
峠のトンネルを抜けて、沓茫とうぼうとした軽井沢の高原へ出ると、いままで汽車の窓から見た風物とは、衣物の表と裏のように、はっきりと彩を変えていた。
酒徒漂泊 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)