“永楽通宝”の読み方と例文
読み方割合
えいらくつうほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時に、このときを記念して、彼は、黒田家を象徴しょうちょうする軍旗と馬簾ばれんなどを新たに制定した。旗幟はたのぼりの印には、永楽通宝えいらくつうほうを黒地に白く抜き出した。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへ行くと、千段巻せんだんまきのついた黒鳥毛くろとりげやりから、永楽通宝えいらくつうほうの紋じるしまで、はげしい意気込みでやって来た長州人は彦根の人たちといちじるしい対照を見せる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)