氷柱ツララ)” の例文
私は堪らぬ義憤に駆られて、夢中で後を追ひはじめたが忽ち両脚は氷柱ツララの感で竦みあがり、空しくこの残酷なる所刑の有様を見逃さねばならなかつた。
鬼涙村 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)