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水浴着
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マイヨオ
ふりがな文庫
“
水浴着
(
マイヨオ
)” の例文
腰の廻りに荒目昆布のごときびらびらのついた
真紅
(
しんく
)
の
水浴着
(
マイヨオ
)
を一着におよび、クローム製の
箍
(
たが
)
太やかなるを七八個も右の
手頸
(
てくび
)
にはめ込んだのは
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
気息
掩々
(
えんえん
)
たる三着の
水浴着
(
マイヨオ
)
が、オピタル・ド・ラ・ペエに運び込まれ、一様に39度の一夜を明かしたその翌朝、一行は種々なる人士の光栄ある訪問を受けた。
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
細い
毛脛
(
けずね
)
を風になびかせ、だんだら模様の古風な
水浴着
(
マイヨオ
)
を一着におよんだコン吉は、
蜘蛛
(
くも
)
の子のような小さい
紅蟹
(
べにがに
)
が這い廻る岩の上へ、腰を掛けたり立ち上ったり
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
タヌの
水浴着
(
マイヨオ
)
を持たされたコン吉が、漠然たる
眼
(
まなこ
)
をしばたたきながら、入江伝いに来て見れば、鰯の
腸
(
はらわた
)
の匂いを含んだ、やや栄養の良すぎる朝風が糸杉の枝を鳴らし
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
黙って
水浴着
(
マイヨオ
)
の裾を引っぱっていた芳衛さんが、すこし皮肉な調子でいった。
キャラコさん:07 海の刷画
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
思い切った
背抜
(
バックレス
)
や、大胆な純白の
水浴着
(
マイヨオ
)
。お洒落な
寛長衣
(
ベエニヨアール
)
、
小粋
(
こいき
)
な
胸当
(
ブラストロン
)
。
キャラコさん:07 海の刷画
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
さればコン吉とタヌは、
水浴着
(
マイヨオ
)
の胸に薔薇とミモザの花束をいだき、この世にある限りの「笑い顔」をして見せたが、写真班は、どれもこれも一向笑っているようには見えない、というのである。
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
浴
常用漢字
小4
部首:⽔
10画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“水浴”で始まる語句
水浴