気入きにいり)” の例文
一言にして云えば、彼等は中村家の莫大な財産がめあてなのである。どうかして老子爵のお気入きにいりになって、志津子と結婚し、この中村家の巨万の財産を手に入れようと企んでいるのだ。
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)