“母親(おや)” の例文
感心な、母親(おや)の為に彼(あ)んな真似をなすった、私(わたし)も通りかゝって見世へ休んだとき、お母(っか)さんの看病には恟(びっ)くりした、孝心なことで
お雪を初めその母親(おや)や兄すらも、最初こそ二足も三足も譲っていたものだが、それすら後には向からあの通り遂々(とうとう)愛想を尽かして了った。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
日曜日になりますとね、あなた、母親(おや)が今日(きょう)は忙(せわ)しいからちっと手伝いでもしなさいと言いましてもね、平気でそのお寺にいっちまいましてね
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)