母持おやも)” の例文
「違う。違う。あれもね、弟を官学校へ入れたり、母持おやもちなので、つい面倒をみてやっているが、向うですまないすまないと言い暮らしているだけで、こっちは正直、足も余り向かないほうなのさ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)