殿仕とのつかえ)” の例文
また秋が来たとき生絹は笛吹く人のもと殿仕とのつかえしていたが、落着いて見れば津の国からの便りもあらず、生絹も雑用にわれて問うこともなかった。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)