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此土
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このど
ふりがな文庫
“
此土
(
このど
)” の例文
おれも
天津日子
(
あまつひこ
)
の遠い
御末
(
みすえ
)
のひとりなのだ。たれが
此土
(
このど
)
の地獄を
祷
(
いの
)
るか。同じ
御民
(
みたみ
)
の苦しみを計るか。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(中略)
怨
(
うら
)
めしと思ふかたきをかみころし、一念散ずるときは
泉下
(
めいど
)
へもゆくべきに、いまだ
此土
(
このど
)
にとどまることのふしんさよと心をつけて見るに、さして常にかはることもなし。
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
清盛は清盛の
生命
(
いのち
)
と性格を生みづけられて、今の時代に
此土
(
このど
)
へ生れて来たのだから、このままに生き通し死に果たす事こそ天の使命を
完
(
まっと
)
うするというものである。孔子が不届きだというなら云え。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“此土”の意味
《名詞》
この世。現世。
(出典:Wiktionary)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“此土”で始まる語句
此土寂光
此土偶
此土器
此土瓶